中西進先生特別講演会 生徒感想文

令和6年3月12日(火)午後1時50分~午後3時 大体育館にて

 今回、中西先生のお話を聞いて、様々なことを自分の中で感じ、学ぶことができました。その中で最も心に残っていることは、未完成は完成に等しいということです。正直この言葉を聞いて、驚きを隠せませんでしたが、やり切ることではなく、やったことに意味があるという説明を聞いて非常に納得したと同時に安心しました。僕はやり切らないと意味がないと思い、苦しんでいましたが、中西先生の説明を聞き、とても心が軽くなりました。なので、これからは身も心も軽く、無窮なるものを大切に覚えて日々を送っていこうと思います。今回は、お話を聞かせていただき、ありがとうございました。
(1年 男子)

 中西先生のお話をお聞きして、卒業後の具体的な進路選択、人生などについては、青春である柔軟な時期に考える必要があること、欲望のままに生きる人間という生き物は尊厳を失ってはいけないことを学びました。自分の意思を持ち、過去の自分を振り返ると共に、事故の将来実現に向けて、後悔のないよう有意義な時間をこの武蔵丘高校で送りたいと思います。この講演会での貴重な経験をこれからの生活に生かしていけるよう、努力していきたいです。(1年 女子)

 先日、中西先生のありがたいお話を聞き、これから生を全うする者として、とても心に響きました。人間も動物と同じように欲望のまま生きていたり、猫や犬などと根本的なことは一緒だったりすることやそれは尊厳がなければ成り立たないこと、自分達が過ごしている「今」という時間はとても価値あるものだということをあらためて気付くことができ、今後進学や就職の道に進む際に中西先生のことを思い出し、人間としてちゃんと尊厳をたもっていきたい。
(1年 男子)

 私は中西進先生の話を聞いて、今を生きる若者たちは何が起こるか分からないこの世の中で尊厳をもちながら自分の信じる人生を進むべきであると感じました。特に印象に残ったことは、青春についてのお話です。私は高校生活の中で何をすれば悔いなく過ごせるのかや友達とどのように接すればうまくやっていけるのかなど今でも不安に感じる部分があります。しかし、お話の中で「未完成は完成だ。」という言葉を聞き、三年間で自分の理想を完成させようとしなくても、この不安な毎日をいろいろなことを模索し、挑戦する未完成な状況も青春だなと思うことができました。
 また、戦争が若者に与える恐ろしさを知り、私たちが日々、当たり前のように過ごしていることに感謝し、自分自身に誇りをもって生活していかなければならないと思いました。
(2年 女子)

 中西進先生、先日は貴重なお話をありがとうございました。様々な経験を積んできたであろう中西先生の話す言葉は、どれも重みがあり非常にためになりました。そして中西先生は知識が豊富であり、その知識に織り込まれた話は、まるで生きているかのようで、聞いていてとても面白かったです。末筆ではございますが、中西先生のお話を聞けたことを本当に嬉しく思います。重ね重ねになりますが、お話にきてくださり本当にありがとうございました。
(2年 男子)

 感想の前に、今回の講演会にはるばる京都から来てくださったことへの感謝を述べさせていただきます。遠方から来校して下さり大変ありがとうございました。
中西先生の話されたことは僕の考えと非常に重なり、三つのトピック全てが僕の元来の悩みに当てはまっていました。時代、人生、青春との講義の流れは、今を生きる僕たちの漠然とした生き方に頼りがいのある指針を与えてくれたように感じました。
 最初の議題において、「エジプト」の例で語られたものは、私の周囲への視線や思考を身近な出来事へと転換させてくれました。何か漠然とした未来に怯えるのでなく、身近にあるもの、ことへの思考の余地を授けてくれたような感覚になりました。
 二つ目の議題にて表された「人生」は、特に私の憂慮していたものであったため、聞き入ってしまいました。僕のような感覚で人生に迷っている友人はあまりいないと思い込み、心の内に溜め込んでいたため、何十年も僕等の先を生きてきた方の考えを聞けて、心の淀みに、桟橋をかけていただいたような感覚になりました。
 三つ目の議題の「青春」とは、私たちにとっては渦中のものであり、人により異なる形をとります。僕の周りの人も異なる青春の到達点や価値観のギャップに悩まされている時期であると思います。そういった中、学生に指針を与えるため、タイムリーな話を三つも講義していただいて大変にためになりました。
 最後に「無窮なるもの」とダブルミーニングで表現されたものは、中西先生の母校への愛を感じると同時に、私たちへの期待を感じることができ、OBの中西先生から私たちへバトンを受け取った気がしました。このバトンをさらに受け継げるよう、講演で学んだことを活かし、無窮なりものとなる所存です。
(2年 男子)

 先日は貴重なお話をありがとうございました。中西先生が武蔵丘に居た時は40人くらしか生徒が居なかったというお話を聞いて、今の私たちが想像つかない人数だったのでとても驚きました。中西先生が仰った青春のお話がすごく心に残りました。高校生活での青春は人生で一度きりなので、日々を大切に楽しく生活していこうと、改めて感じました。最後に仰っていた、無窮が武蔵丘と掛けられていて、おもしろいと思いました。また機会があったら、中西先生のお話を聞きたいです。お忙しい中、本当にありがとうございました。
(2年 女子)