新しい時代の、開かれつながる武蔵丘同窓会の絆づくりに向けて

武蔵丘同窓会会長
神山 敬章(高校22回生)

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 令和2年、穏やかに新年を迎えたと思われた矢先に新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われ、日本はもとより世界中がその影響にさらされ、オリンピック・パラリンピックが1年延期になり、そのような中、わが母校武蔵丘高等学校は80周年を迎えます。
 同窓会は、単なる親睦団体だけではなく、母校への様々な支援、地域貢献活動が求められています。同窓会組織は教育活動の組織上は学校に帰属するのではなく、学校教育とは別個に社会教育団体に属し、武陵会共々高校に対して生徒ファーストで強力に支援しなくてはなりません。その存在意義が改めて問われる時代になっています。
 現代社会にあっては、この社会教育の重要性は言うまでもありませんが、一昨年の中央教育審議会の答申では「社会教育を基盤とした人づくり、つながりづくり、地域づくり」の重要性が強調された中で、改めて社会教育の役割を明確化、具体化することを提言しています。答申は人生100年時代を迎える中で誰もが生涯にわたり必要な学習を行い、その成果をもって個人の生活や地域での活動に生かせる生涯学習の実現をより推し進めていく必要があり、社会教育もその中核的な役割を担っていると示されています。武蔵丘同窓会もその活動の中で、自己実現、地域貢献をし、同窓会のネットワーク、絆づくりを推進することが求められています。
 同窓生の皆様におかれては、それぞれの自己実現、ご活躍のお立場で同窓会活動にお力添えいただきたくお願いいたします。
 また、今春の卒業式は、コロナ禍の影響で来賓は欠席、縮小し実施されましたが、300数十名の卒業生(72回生)を新たに迎えました。同窓会員約24000名の組織を80周年を機に更なる結束をしようではありませんか。
 80周年記念の諸行事を成功に導くためにも、皆さまからのご寄付、協賛金等を含めたご協力、ご助力を賜りますようお願い申し上げご挨拶といたします。

「中野オアシス」

都立武蔵丘高等学校長
内藤 千春

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 80年という歴祖を積み重ねていく中で、本校は多くの有為な人材を輩出し、「自由と規律が調和した、穏やかで落ち着いた校風」を培ってきました。校風は、一朝一夕にできあがるものではありません。長い歴史の中で諸先輩達が知恵と力とを結集して熟成し、引き継いで来たこの校風こそ、まさに本校の誇りといえます。
 また、本校のカリキュラムは、時間をかけて、幅広く学び、自己の進路実現を図ることができるよう、豊富な授業時間を確保しています。さらに、同窓会からの温かいご支援をいただき「校内予備校」の実施や「大学生チューター」による放課後の個別指導等、大学進学に向けた手厚い学習指導を実践しています。この成果が認められ、本校は今年度、東京都教育委員会の「進学指導研究校」に指定されました。今まで本校が実践してきた取組みを、さらに洗練させるとともに、広く都内の都立高校に発信していきたいと考えています。
 もちろん、勉強だけでなく、四大行事(体育祭、文化祭、英語暗唱大会、合唱祭)をはじめとする学校行事や部活動、そして清掃活動等にも力を入れ、知・徳・対バランスの取れた生徒を育成する教育活動を日々実践しています。昨年6月には、本校軽音楽部が、大阪で行われた全国大会で見事優勝を果たし、今年度、東京都教育委員会の「文化部推進校(軽音楽部門)」の指定を受けました。 軽音楽部の活躍を本校の特色の1つとするとともに、部活動の全体の活性化につなげていきたいと思っています。全国大会の出場にあたっては、同窓会からの多大なご支援をいただいたことに、改めて感謝申し上げます。
 このような特色を持つ本校のことを、地元の方々だけでなく、より広く、より多くの方々に知ってもらいたい・・・そんな願いを込めて、武蔵丘高等学校を一言で表すキャッチフレーズを教職員が考えました。それが、「中野オアシス」です。23区とは思えないくらい、広く、静かで、緑が豊かな敷地と、自由と規律が調和した、穏やかで落ち着いた校風をイメージした、とてもおしゃれなキャッチフレーズであると自負しています。
伸びやかで落ち着いた環境の下、勉強も部活動も学校行事も頑張っている、武蔵丘の生徒たちがいて、それをサポートする保護者、同窓会、地域の方々がいらっしゃいます。
 創立80年という「節目の年」を迎え、本校が今まで積み重ねてきた誇りある歴史と伝統を、生徒、教職員、武陵会及び同窓会が一体感をもって「守り抜いて行こう」という機運をより一層高めるとともに、「中野オアシス=武蔵丘」の新たな歴史を築いていけるよう努力してまいります。